OZEの秋。〜2日目。龍宮小屋→山の鼻→至仏山〜

朝4時に起きて、日の出を待った。
日の出の時刻は午前5時40分ころ。
5時ころ、まだ暗い尾瀬の木道をヘッドランプを灯して歩く。
静かな、朝の気配がもう少しでおりてきそうな、でも暗い道。
空気がぴりりと冷たくて、遠くで鹿の鳴き声が聞こえる。
白樺のシルエットがきれい。
なんともいえない世界。
不思議だな〜。夜と朝のはざまに、私たちは尾瀬にいる。
昨日夕焼けを撮っていたカメラマンさんたちは、三脚をかつぎながら
今度は朝焼けの撮影スポットにでかけている。
私も撮りたいけれど、まずはこの目に焼き付けたいな。

しばらく立ち止まっていたら、
だんだんと空が白み始めてきた。
鳥が鳴いてる。

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燧ヶ岳が、まるで噴火したかのような。
厚い雲に覆われていた。

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おはよう、尾瀬!!

龍宮小屋のまわりには、朝もやがたちこめていてとても
幻想的だった。
静か。
雲がかかっていて、ドラマチックな朝焼けではなかったけれど
私はむしろこんな朝もやの中に身を置けることが楽しかった。
なんでしょう、この解放感!!
この、あたらしい気分。
毎日こんな気持ちで朝を迎えられたらどんなにいいかしら...


朝食を終えて(やっぱりお米が最高においしかった)
少し急ぎで龍宮小屋を出る。お世話になりました〜〜。

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今日のメインイベントは至仏登山。
その登山口に立つまでに、まだ1時間半近く歩かねばならない。
ただひたすら、木道を少し早めのペースで歩く。
でも尾瀬には神様がいるから、時々ふとした瞬間に
すばらしい景色を見せてくれる。

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立ち止まって、写真を撮って、歩いて、立ち止まる。
をくりかえしてなんとか山の鼻まで到着〜。
で、ここからが問題で、実際に大問題でした...
登り始めはお天気も良かったのだけれど、
だんだんとあたりはガスってきて...
そして、私、早くもバテてしまったのです...(泣)
なのでまったく写真撮れませんでした...
登るのに精一杯!!まさに修行。。。。

まだかろうじて元気だった頃の一枚(笑)

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遠く遠く、龍宮が見える。
ひゃあ、あんなところから私たちは歩いてきたのね〜。
朝の清々しい気持ちはすっかり消えて(笑)
ぜえぜえ言いながら、ひたすら約3時間登り続けた。
仏も何もあったもんじゃない!!(泣)

山頂はまだかまだかと、足元先15センチくらいを
見つめながら登るけれど
いっこうに...見えない山頂。
ひっぱるなあ〜〜。
それでも、もう少しもう少し...と唱えながら(笑)
一歩一歩ゆっくり登っていった。
ううう、腰が痛いよ〜〜

半泣きでやっとやっと至仏山頂に到着〜〜。
すみません。写真ありません(笑)
感慨にふける間もないほどの人、人、人。
そして...寒ッッッ!!!!
どうやら気温は0度、それ以下の体感温度だったようで...
周りはなんにも見えない。
ただただ冷たい風が吹きつけてきて、雨がふってきて
ひたすらに寒い!!持ってきたアウターを総動員で着込んで
サクッと下山!!

で、ここからもまた修行...
雨で濡れた岩場がとにかくすべるすべる!!
何人かの登山者が足元をすべらせ、派手に転んでしまって
いるのを見かけた。
私もとにかく転ばないように、すべらないようにすっごい
神経を集中させて、おりていった。
きっと眉間にシワよせてコワイ顔してたんだろうな...
風もびゅうびゅう、すごい勢いで吹いている。
帽子が何度も飛ばされそうになる。
ひ〜〜〜、ここは太忠岳か〜〜〜

下りもなにも考えないで
というか、考えられないで
ひたすらに自分の足元に神経を集中させていた。
人間、きっと身の危険を感じると神経が
研ぎすまされて
余計なことを考えなくなって
余計なこともしなくなるのかな。。。

自然は美しい。
本当のことだと思う。

自然はコワイ。
自然は厳しい。
自然は容赦ない。
自然はちっぽけな私のような存在を簡単に消せるほどの
威力を持って時に襲いかかる。


そこのところ、今まで完全に抜けていたな...
屋久島ではちょっと運が良かったというか、
体のコンディションが良かったから悪天候にうちのめされても
なんとか大丈夫だった。
が、今回は!!
自分のコンディションが悪い上に、なんとなくお気楽な
ふわふわした気持ちで登ってしまったんだ。
なんとか、なる。
いいや、なりません!!


久しぶりに忘れていた自然のこわさを
畏れを、思い知らされた。
でも気づかされて良かった。
いつでもこの気持ちを忘れないで自然と向き合っていこうと
思えた。


無事に下山をしたのは午後2時すぎ。
はああああ〜〜〜っ.....ていうのが正直な感想!!(笑)
下山後は温泉に立ち寄って、ごはんを食べる。
しあわせ〜〜〜〜!!

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こうして二日間の尾瀬の旅は終わった。
私にとって、とてもかけがえのない素晴らしい旅になった。
そしてますます尾瀬が大好きになった。
いろんなことから自由になれて
いろんなことを考えて
また素敵な尾瀬をたくさん発見することができた。
木道ですれちがった人々
撮影スポットを教えてくれたおじさんたち
山小屋でいっしょだった人たち
至仏ですれちがいざまに声をかけてくれた人たち
そして、一緒に尾瀬に行ってくれた大ちゃんに
大きな大きな感謝の気持ちを込めて!!
ありがとうございました(^ ^)



















































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尾瀬の神様に感謝だね(^_−)−☆
自然の美しさと厳しさと、どちらかが欠けたら、その尊さは半減する。
俺も改めて実感しました。
素晴らしい旅の思い出、ありがとうございました♪

屋久島から良い感じで神様に見守られてるかもね~。本当に感謝です(*^^*)
次は燧ヶ岳行こうね~!
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