peacetree!!

最近の私の悩み...
それは「眉間のシワ」

鏡を見るといつも「やばいな...」って思うのです。
タテジワが1本。
コワイ顔して仕事している訳ではないのですが
きっとどこかで力んでいるのでしょう(笑)
撮影シーズンに突入し、緊張もしているのでしょう。
締め切りもあるし(笑)

そんなプチ疲労の私に救いの手を差し伸べてくださった
建築撮影でお世話になっているsmoothの社長さん。
社長さんといってもまだお若くておしゃれで音楽に詳しく
いつも良い音楽を教えてもらっているのです。
「繭子ちゃん、ハナレグミのライブが高崎であるんだけど
行く?今ならチケット取れるよ。」
「行きます!行きます!行かせてください!!」

このライブ、高崎のセレクトショップ「peacetree」さんの
5周年記念とのことでタカシが来てくれるんだって〜〜〜
なんだかんだで予定していないのに毎年、群馬でタカシを見られる
って...(ちなみに去年はフリーズで)

会場はpeacetreeお店の奥にある大きなガレージ倉庫。
壁面にはおしゃれな古着の数々がきれいにディスプレイ
されている。外ではカレー屋さんやパン屋さん、monsoon
donutsのももちゃんもいる〜。
そして何よりもキッズ連れのパパママが多い!
いいな〜この雰囲気。
そして午後6時過ぎ。かなりあっさりしたアナウンスとともに
さくっとタカシが登場〜
とともに会場は大歓声、そしてすでに暑い!!
キッズたちは最初、会場が暗くなるわ個性的なお兄さんがステージ
で歌い出すものだからぎゃーぎゃー言っている(笑)
タカシは笑いながら「大丈夫だよ〜」と言って
歌っている。
「ごめんな〜オレ、妖怪ウォッチ歌えねーんだよ〜」
「君、オレのちっちゃい頃に似てるな〜」
とかステージ前に集まり始めたチビッコたちに語りかけている
うちにだんだんとチビッコたちはタカシの虜になっていった!!

タカシがノリノリでギターを弾いていると
おちびさんたちは思い思いの動きでくるくる、ぴょんぴょん
ステージ最前列で踊り出した。
にこにこぷんみたい(笑)。
そしてこの光景が、本当にpeaceful。
そしてその踊りの輪は大人達へ。
会場全体がタカシの歌でひとつになり、一緒に歌い
踊った。

思ったのは、
子どもって本当に大人のことを良く見てるなって。
大人がみんな楽しそうで、幸せそうでいると
子どもたちも自由にのびのびと喜びを表現できる。
音楽のもとでは、みんながフェアでみんながつながれる。
年も性別も世代も国籍もきっと関係ないんだと思う。
とにかく、チビッコたちのパパママが楽しそうなの。
ゆらゆら気持ち良さそうに揺れて笑っておいしそうにお酒
飲んで。
タカシもそんなpeacefulなエネルギーに嬉しくなっちゃった
みたいで本当にいろいろと楽しませてくれた。
相変わらず面白いし、良い笑顔だし、
すごくリラックスしてる。
ああ良かったなあ。ここにこの人たちと居られて本当に
良かった。
自分でも超笑顔になってるのがわかった(笑)
超汗かいてるのがわかった(笑)
そしてタカシと、会場のみんなと一緒に大きな声で歌った。

これはどんな健康法にも勝る、
最高に気持ち良くてハッピーなことなのでは?と
思った。きっと私、今絶対眉間のシワ消えてる。
そのかわりめちゃくちゃ笑ってると思う。
タカシとここに居るみんなのおかげで私の身体から
「何か悪いもの」がごっそりとれたような身軽な気持ちに
なれた。


「一生歌っていられるようなエネルギーをもらえました!!」
タカシは笑顔で言ってくれた。
私たちこそ、またタカシのおかげで明日からがんばれるよ。
すごいね、お互いが気持ち良くてエネルギーの交換ができて
お互いが元気になれるってすごく幸せなことだと思った。
子どもたちは「タカシ〜〜」「タカシ〜〜」って叫んでる(笑)

そして「ちっちゃい頃のタカシに似ている」子が
ステージ上のタカシに絵のプレゼント。
私の位置からははっきり見えなかったけれど、
タカシの似顔絵を描いたのかな?
タカシは「ありがと〜〜〜!!」ってすごく嬉しそうだった。
これも良い光景だったな。

後半も大盛上がりだった。
最後は私の一番好きな「光と影」を歌ってくれた。

眉間のシワを消す一番効果的な方法。
それはハナレグミのライブに行くこと(笑)
心もからだもこわばってきた。。。
眉間にシワが寄ってきた。。。
そう感じたなら、歌ったり、踊ったり、
「気持ち良いこと」を純粋に楽しんでやることが
一番。
タカシと子どもたち、そしてパパママが教えてくれた。
本当にpeaceなひとときをありがとう。

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尾瀬ロングトレイル

昨日は今年初尾瀬だった。

毎年、6月〜8月メインで尾瀬に出かけている。
10月は紅葉目当てで。
すでに尾瀬では紅葉は終わり、至仏山と燧ヶ岳は初冠雪を
記録したそうだ。

友人が北海道で登山にハマり、
ぜひ山へ連れて行ってほしいということで
私のお気に入りの尾瀬に一緒に行くことにした。
今回は尾瀬ケ原ぐるりコース。木道メインの行程だ。

午前4時半に友人を迎えに。
久しぶりの再会。2年ぶりくらいかな?
いつもの人なつこいええ笑顔。
今日を楽しみにしていた。
関越道で沼田ICでおり120号を尾瀬方面へ...がいつもの
コースであった。。。

早朝にも関わらず、このお互いの2年間を振り返りながら
おおいに話が盛り上がる。
お互いいろいろあったんね。。。
わはははは。。。
快適なドライブ。空は明るくなってきて、雲間から太陽が
顔をのぞかせている。
今日も良いお天気だといいな。。。
相変わらず盛り上がっていたら、ん?あれ?えっ?
関越道は「みなかみIC 2km」の看板が。

あれ...
沼田...
ぎゃ〜〜〜通り過ぎた!???

おしゃべりに夢中になって沼田ICをスルーしてしまった(笑)
一瞬、「谷川岳行く?」という雰囲気になったが、いやいや。
まさかのUターン、二人でまた大笑いであった。。。

そんなこんなで最初から予定通りには進まないものの(笑)
戸倉〜鳩待峠間の道路では紅葉がとてもきれいだった!!
こちらまで紅葉が下りてきていたのね。
予想外の紅葉のトンネルに、テンションが上がりまくった!


そして午前8時。無事に鳩待峠に到着。
月曜日ということもあって、登山客はまばら。
肌寒い感じはなく、ウィンドシェルを1枚羽織れば大丈夫な
感じだった。
準備運動をしていよいよ出発!!
まずは山ノ鼻まで歩こう。

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前日に雨が降ったようで、地面はぴかぴか光り
滑りやすくなっている。落ち葉が道をうめつくし
雨に濡れた森の匂いがする。
空気も澄み切っていて、とても気持ちがよかった。
友人もご機嫌で映像を撮っていた。
1時間で山ノ鼻に到着。
そして木道を歩き、竜宮までひとまず向かうことにする。

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ふりかえると、至仏山。

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前を向くと、燧ヶ岳。

歩くと暑くなるくらい、快適な気候だった。
時折吹く風がひんやりとしていて気持ち良い。
私と友は歌いながら木道を進んでいった。

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逆さ燧の撮影スポットでは、
波が立って燧が揺れていた。
そんな光景も素敵。

友はスペイン語の通訳をやっていて、
世界中を飛び回っている。
一方で群馬の実家に帰ってきたときは
お父さんの畑をかりて楽しそうに野菜を作る素敵な人。
世界で鍛えた体力と度胸とユーモアを持って
とにかくいい笑顔でいつも居る。
私は彼女といると元気になれるし、
いつもいろいろなことを教えられる。

あっという間に竜宮小屋に着き、軽い休憩とおやつをとって
ヨッピ吊り橋を越え東電小屋でお昼にすることに。

間違えて見晴方面へ行ってしまう。。
ここから福島県という境の橋を越えてやっと気付いて
引き返す(笑)

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ヨッピ吊り橋にて。

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尾瀬ケ原は紅葉も一段落し、冬支度に入っている
模様。少しずつ、鮮やかな紅葉の世界にグレーと
深い濃い茶色が混ざったような落ち着いた色彩を
見せている。

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大好きな白樺の木。
去年竜宮小屋に泊まったときも、上品な、優美な
姿で私たちを出迎えてくれた。

そして東電小屋でお昼休憩。
このあたりから少し寒くなってきて空模様もあやしく
なってきた。

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至仏を眺めながら、お弁当をいただきます〜
幸せなひととき。

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友の作ってきてくれた煮豆がとても美味しかった。
圧力鍋で炊いたのだって。やわらかくてほんのり
甘みが利いていて。煮豆が上手にできる女って素敵。

帰り道は少しペースを上げて黙々と歩き出す。
そしてとうとう雨が降ってきた。
それでもほとんど休憩を取らずに、雨の尾瀬を楽しんで
歩き続けた。
山ノ鼻から鳩待峠までの道は雨に濡れて
やはりぴかぴかしていてきれいだった。

無事に鳩待峠に到着した頃には午後2時を過ぎていた。
約20kmのロングトレイル。
とっても楽しかった!!

帰り道沿いの紅葉(雨で色が濃くなってこれもきれいだった)
を楽しんで、待ってましたの「花咲の湯」で温泉タイム。
リラックスルーム内のビーズ枕が、とってもやわらかくって
気持ち良くって枕に頭をつけた瞬間に寝た!!

ごはんもここでいただいて大満足。
畳の食堂だったので、このまま根が張りそうだったけど(笑)
なんとか起き出して無事に帰宅。
友も尾瀬を心から楽しんでくれたようで本当に良かった。
次回は至仏山にトライしよう!!ということで
また山好き女子が誕生したのだった(笑)

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本日の行程

鳩待峠→山ノ鼻→竜宮→ヨッピ吊り橋→東電小屋
→牛首分岐→山ノ鼻→鳩待峠(約6時間)













会津磐梯山は宝の山だった

10月初旬は山にとっては紅葉の美しい時期。

少し時期は遅いかな?と思いつつも私たちが選んだ場所は
「涸沢」
北アルプス、槍ヶ岳や穂高岳などの中継点として
また紅葉の名所として、シーズンにはものすごい数のテントが
ひしめきあう場所。
テント泊をして夜は星を撮影しよう。
そんなワクワクする計画を立てていた。
が、

台風19号がその夢をさらっていった。
今年は規模の大きな台風、土砂災害が多い。
ちょうど私たちが涸沢へ向かう日に台風は本州を直撃の
予報が出ていた。
こればかりは...仕方なく計画を変更せざるを得なくなった。
そこで、

「磐梯山に登ろう!!」
ということになった。6月に安達太良山に登り次回福島の山へ
登るなら磐梯山、という憧れを抱いていた。
昔、祖母がよく唄っていた民謡は「会津磐梯山」だった。

登山口の木々は美しい紅葉に彩られていた。

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前回の浅間と同様、天候に恵まれ暖かい。
最初の1時間程の登りも楽しみながら進めた。

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この頃になると、硫黄の匂いがたちこめてくる。
そして高度を上げていくとともに、私も徐々に息が上がっていく。
私は上りに弱い。
前回の浅間もそうだったけれど、登り方にも問題があると思う。
疲れない登り方を教えてもらいながら見よう見まねで登る。
う〜ん。難しい。。。
しかしながら、至仏山(尾瀬)や浅間のときの苦しみに比べたら...
歩みはゆっくりと、一歩一歩登っていく。

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目の前には磐梯山。
私は下を向きながら息を整えつつ
ゆっくり(かなりゆっくり)登っている。
弘法清水小屋を過ぎて15分くらいしたときだろうか、
携帯電話が落ちていた。
登山道の真ん中に落ちていたので、ひとまず側の岩陰に
置いた。もし、山頂から下りてきてまだ同じ場所にあったら
小屋に届けよう。
そう話し合って私たちは山頂を目指した。

ハアハア言いながら、やっと山頂に着いた!!

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360度の大パノラマ。猪苗代湖も見える。
遮るものは何もなく、青空の下、本当に気持ち良い!!

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猪苗代湖の他、西吾妻山、安達太良山、そして
雪を冠った飯豊連峰が堂々と姿を見せている。
福島の自然を一望できる、最高のロケーション。
この中で美味しくお昼をいただいた。

写真を撮って、休憩をして存分に山頂での時間を過ごし
下山へ。あの携帯電話のことが頭をよぎった。
そして、電話はまだそのまま置いてあった。
私は電話を手に取り、小屋へ届けようと歩き出したそのとき。

携帯電話が鳴った。
ぎょっとしたが、ひと呼吸おいて出てみたところ
やはり電話の落とし主だった。
ご一緒しているお友達の電話を借りて、かけてきたのだった。
その男性は、弘法清水小屋で待機をしているとのこと。
すぐに届ける約束をして電話を切った。
良かった。。。ちょっとでもタイミングが合わなければ
届けることもできなかったかもしれない。

そして無事に男性に携帯を届けることができた!
男性はお礼させてくださいという。
そんな...と私たちがもじもじしていると
男性は小屋の「なめこ汁」をごちそうしてくれた。

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このなめこ汁、、、すごく美味しかった!!
実は行きに小屋を通り過ぎるときに、ちょっと気になって
いたのだ(笑)
願いが通じたのかな(笑)
お麩が入っていて、芯から温まる。
おじさん、ありがとう(^ ^)
お互いに幸せな気持ちになって別れた。

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心もからだも温まって、
秋の磐梯山をひたすら歩く。

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鮮やかな赤、黄色、緑に彩られた紅葉の道を
心ゆくまで味わいながら歩いた。
どうしてこんな色になるのだろう。
そしてどうしてこんなにもお互いが調和して美しいのだろう。

会津磐梯山は
宝の山よ

祖母の歌声が聞こえてきそう。
本当だ。磐梯山は宝の山だった。
磐梯山の自然、そしてその自然を慕って登ってくる人々との
ひとときのふれあい。

磐梯山に来て、本当に良かった!!
車窓からの磐梯山、
高速からの磐梯山、帰路で車内から見る磐梯山に話しかけたく
なった。
ありがとうね。


そして無事に下山後、温泉で汗を流し
夕暮れの猪苗代湖へ。

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ここも”宝”のような光景が広がっていた。
このような美しい夕焼けが見られて、本当にうれしかった。
磐梯山と猪苗代湖を1日で堪能できた、忘れられない山旅だった。































浅間ロングトレイル

日にちが経ってしまいましたが、9月に行った浅間山の
山行についての日記です。
私たちが浅間に行った翌々週に、あの御嶽山の噴火が起きました。
山に登る身としては、本当に自分のことのように悲しく、そして
今後の登山に対する心構えや安全対策を考えさせられた出来事でした。
御嶽山で怪我をされた方、そして亡くなられた方のことを忘れないで
これからも山に登っていこうと謙虚に思いました。


浅間ロングトレイル

9月の半ば、山は夏から秋へ少しずつうつろってゆく
よう。今回は高峰高原ホテル前の登山口から浅間山の
ふもとまでのいくつかの山を縦走していく。

登山口付近の駐車場から見えた景色。
午前7時、雲海が広がり遠く八ヶ岳が。

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穏やかな快晴、空は青く、風もなく、登るには快適な
状況。峠を越えて写真を撮りながら登ること1時間とちょっと。
最初の山、黒斑山(2404m)に着いた。
黒斑山からだんだんと浅間山の姿が迫ってくる。
浅間山をこんなに間近に見るのは初めて。でも
なぜか、少し個性的な友達のような親しみをこの山に
感じていた。
次の山、蛇骨岳(2366m)から見た黒斑山に集う人々。

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外国の山には行ったことないけれど、なぜか
日本ではないような感覚になった。
思ったよりスケールが大きくて広大な景色が飛び込んでくる。
蛇骨岳から一望できる嬬恋方面の景色。

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蛇骨岳から仙人岳(2319.1m)、鋸岳(2254m)へと
進んでいく。稜線歩きが気持ち良いのは、この青空と爽やかな
風が吹いているおかげ。
このあたりになると大小さまざまな岩、石が転がっている。

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鋸岳から先は急なガレ場、"Jバンド"を一気に下る。
ここからまた山の様相は変わり、あたかも北アルプス
(行ったことないけど)のような岩場になってくる。

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私たちは下っていったけれど、もちろん上ってくる人も
いる。行き交う人々は皆、かなり苦しそう。数歩進んでは
立ち止まり、上を見上げてハアハアと息を整えている。
その一方で犬を連れて登っている人も。
犬も苦しそうに見えた...

Jバンドを下り前掛山のふもとの高原を歩く。

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ここでお昼休憩。浅間山(2568m)がすぐ目の前に。

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お昼をいただきながら、目の前の景色を眺めた。
黒斑、蛇骨、仙人、鋸。そしてJバンド。
午前中でアップダウンを繰り返しながら縦走をしてきた。
ここまでの道のりを満足そうに、ふりかえっていた。
相変わらずの青空で、穏やかな気候に少しぽーっとしていた。
そしてどこまでも続く、まだ夏の名残の青空の下、
昼寝をしたい気持ちを抑える。

休憩を終え、再び歩を進めて行く。
ここからが、まさにまさに地獄の始まりだった。。。
地図をもうちょっと前もって確認しておけば良かったのと、
所詮確認してもこれはどうしようもできない、単に私の
体力の問題だと思った。。
黒斑方面に上がってゆくえげつない急登。
後日地図を見ると、そこは「急坂」とだけある。
この2文字だけでは、あの坂の恐ろしさをイメージすることは
できない。。。

果てしなく続くんじゃないか、と思った。
足が腿の付け根から上がらない。
とにかく苦しくて、漫画みたいにハアハアハアと効果音が
出てくるみたいに自分の息づかいが苦しそう。
5歩進んでは立ち止まり、手を腰にあてて上を見上げ
軽く絶望してまたゆっくり進んでいく...を繰り返す。
周りの登山者たちも苦しそう。
ああ、Jバンドでの上りの人たちと同じ境遇であった。
パートナーが心配そうに振り返っては、待っていてくれる。
正直、振り返ると引っ張ってもらっていたから登れたと思っている。
「つ〜〜〜ら〜〜〜い〜〜〜。。。。」
こういう時、心底思う。
「体力のなさ」を...
悔しさと日頃の不摂生を反省するも、
思考よりも何よりも「苦しさ」が勝ってどうにもならない。
一度少しのスペースに座りこんで休憩を取った。

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改めて見てみると、ぜいぜいハアハア言いながらもなんとか
登ってきていたのがわかった。

ゆっくりでも一歩一歩登れば、必ず頂上へ着けるのよ

登山家・田部井淳子さんの先週見たインタビューを思い出した。
本当にゆっくりだけれど、その言葉を胸にまた登り出す。
くじけそうになった時、ふと脇に小さな花が咲いていた。

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この小さな花にも勇気づけられ、なんとかこの急坂を
登りきることができた!!
もうこの時点で私の山行は終わったくらいに安堵してしまった。
まだまだここから2時間くらい歩いて駐車場なのだけれど。。。
でも、ひとつの大きな「坂」を越えた私はある意味リラックスして
下りの道を楽しんで歩けた。


レベルの差こそあれ、現時点の自分の限界を越えられたことは
大きな自信につながる。
そして、その時の苦しさやつらさを物差しにして、新たな難所に
挑んでいく。そのくりかえしなんだろうな。過信は禁物だけれど
いつでも「坂」を楽しんでトライしていきたいなと思った。
こうして無事に駐車場に着いた私たち。
高峰高原ホテルの日帰り温泉で、疲れを癒すことができた。
今回は本当にお天気に恵まれた。めったにこんなに1日穏やかに
登れたときはないのではないかと思った。
浅間山を巡る山々の縦走、そして秋へと移ろう自然の様子。
全行程9時間のロングトレイルだった。
様々な表情を見せてくれた浅間山の自然にお礼を言って、また
次回は別のルートから登ろう、そしてもっと体力をつけようと
心に誓った私であった(笑)

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行程

高峰高原ホテル前→黒斑山→蛇骨岳→仙人岳→鋸岳→Jバンド
→湯ノ平口→急坂→黒斑山→高峰高原ホテル前(9時間)






































CERRO TORRE

かなりのご無沙汰でした。
もし、このブログを定期的に覗いてくださっていた方がいたら
本当にお待たせしました。
そしてまた読んで頂きありがとうございます。

2014年前半にいろいろと飛ばしすぎたのか、
7月後半から約1か月、体調を崩しておりました。
今は回復し元気になりました。

実は今年、北アルプスの槍ヶ岳に行こうと思っていました。
しかしながら直前での、まさかのダウン。。。
本当に、ぎりぎりまでねばってみましたがダメでした。。。
あのとき、人生で初めて悔し涙を流しました。
高熱で気持ちも少々昂っていたのでしょうか。
槍の穂先に立ちたかった...泣く泣く相棒に夢をたくしました。

それから回復したものの、心の奥深くに何か煮え切らない思い
というか、わだかまる思いが溜まっていました。
すっきりしない、もやもやした感じです。
仕事もして、日常生活も普通に過ごせている。
毎日穏やかで快適である。
しかし!私のなかで何かがもやもやしていたのでした。

そんな中、たまたま出逢ってしまったのです。
「クライマー パタゴニアの彼方へ」(原題:CERRO TORRE)

若きクライマー、デビッド・ラマが南米パタゴニアのセロトーレという
山に果敢にフリークライミング(クライミングで使う様々な
器具を使わず自然の造形のみを生かして登る)で挑むという
ドキュメンタリー映画です。
とにかく、ただの「自然の脅威、素晴らしさ」
を謳ったドキュメンタリーではないのです。
もちろん、セロトーレの持つ”神”的な雰囲気には思わず
この世のものとは思えない果てしない、
近づいてはいけないような気持ちにはなります。
でもこの山(岩峰といったら良いのか。。)を巡る50年間の
クライミングの歴史、そこに携わったクライマー達の物語、
そしてデビッドの挫折と成長、、、がようくわかるのです。
印象的だったのはクライマー達の私欲
(山頂に立ちたい、という気持ち)のために岩肌に
数百のボルトを打ち込み、足場にして登ることに
論争が起こります。
自然を傷つけてまで「制覇」の意味はあるのだろうか?と。
デビッドは声高に叫んではいないものの、黙々と自身の”使命”に
実直になっていきます。
それは、自分は完全にフリーで登頂すること。
3年をかけてセロトーレに挑み、挫折し、中傷され、考え、
考え抜いてシンプルになっていったのかな、と思います。
インタビュー中の彼の瞳は、澄みきっていてなんだかとても
哲学的な雰囲気でした。
外野はいろいろとうるさいですけれど、彼には彼の信念が
あってセロトーレに向き合うたびにそれは確固としたもの
になっていたのでしょうね。そしてどんどんセロトーレに
対して謙虚になっていった。

彼の登ることに対する姿勢、考え方に深く感銘したのと
同時にすごく元気をもらえました。
なんでしょう、わくわくするというか。
こんな気持ち、しばらく忘れていました。
一度っきり体調不良でトライできなかった槍への思い。
セロトーレに登頂できず、なかなかチャンスが巡って
こなかったデビッドの気持ちを重ねていた自分に気づき
ました。
彼は「何を経験するか」が大切だと言いました。
本当にその通りですね。
登れなかったにはなにか、登れなかった理由が
自分の中にあったはずです。
そして映画中、この台詞もすごく印象的でした。
ジム・ブリッドウェルという60〜70年代に活躍した
クライマーの言葉。
「希望はまやかしではかない。希望ではなく信念を持て。」

どのような規模であれ、自然と人間とが向き合い、
そして人間は謙虚な気持ちで自然のなかにおじゃますること。
自分の限界と、弱さと、本当の気持ちに向き合うこと。
自然から何かを学ぶこと。
何を経験したかを知ること。

デビッドの無邪気な、素敵な笑顔。
仲間達との思わず笑ってしまうやりとり。
固唾をのんで、身を乗り出して見守るシーンも。
ひとりのクライマーがアルピニストへと成長していく
物語が実に自然に描かれています。

清々しい気持ちで、映画館を出ました。
あらためて身体を見つめ直し、槍ヶ岳に行きたいと思えた
秋の午後でした(^ ^)

CERROTORRE website↓英語版
CERROTORRE website

クライマー パタゴニアの彼方へwebsite↓
クライマーパタゴニアの彼方へ




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