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屋久島日記8日目。〜ありがとう屋久島〜

9月8日(日) 晴れ

さすがに一週間、遊び倒したからだが疲れきっていたみたい...
腰が...泣
痛いよう〜。
それでもすっかり早朝生活に慣れてしまって5時に起きてしまう。
ふれんどで相部屋だった一人旅の女の子はもう、白谷雲水峡へ
行ってしまったみたい。昨晩いろいろと話せてよかった。

洗面所で顔を洗っていたら、
視界のはしっこにきれいな赤い朝焼けが見えた。
それを見た瞬間、あ〜やっぱり行かなきゃ!!って思った。
急いで着替えて、カメラを持って車に乗った。

はやく、はやく。

空の表情は刻一刻とうつろい、変わってゆく。

お気に入りの場所となった、益救神社の前の堤防へ。

朝の海は肌寒かった。


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屋久島に来られて本当によかった!!
って心から思える朝だった。
今日の朝は今日だけしか見られないものね。
私が屋久島にいる間に見た景色、自然も。
そして出逢えた人たちにも。
そのタイミングで、必然に出逢えたんだ。

屋久島の1日が始まる。
今日私は帰るけれど、また必ず来ようって海に向かって
思った!!


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私はその足で益救神社にお参りしに行った。
旅の始め、最初にここに立寄り神様にあいさつをした。
旅の終わり、ここで神様にお礼を言った。

屋久島の神様、ありがとうございました。
私の旅はとってもとっても素晴らしい旅になりました。
また、屋久島に来ます。
屋久島で出逢った人たちがみんな元気で幸せでいられますように!!


こうして、私の屋久島の旅は終わり
無事に帰ってくることができた。
長くて、まとまりがなくて、感情のおもむくままに書いた
日記を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!!


今回、屋久島に行くにあたっていろいろな相談にのってくれた
天田ご夫妻には感謝の気持ちでいっぱいです。
群馬にいながらにして、
屋久島の魅力を余すことなく教えてくれました。
池田さんとなんちゃんという、素晴らしいガイドさんを
紹介してくれました。
ありがとうございました!!


日記はこれで終わりにしますが
番外編は思いついたら書こうと思ってます笑
今は写真の整理をしながら
「あ〜戻りたい。。。」とかひとりごと言ってかなり
危ない状態です笑
でも今回屋久島を旅して、やっぱり自然の中に身を置くのは
気持ちいいなあ〜〜ってあらためて思いました!!
地元、群馬の山々をはじめ、いろいろな山に行って
楽しみながら登っていきたいです。
そして...しばらくお休みしていた釣りもね笑
それでは〜



ありがとう屋久島!!



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屋久島日記7日目。〜屋久島一周の旅②〜

shizuku galleryを出発して
次は急きょ、中村さんが勧めてくださった大川の滝へ。

大川の滝周辺から、車を走らせているとまちの姿は
なくなり山道らしくなってきた。

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大川の滝は人でいっぱいだった。
中国語が飛び交っている。外国からの観光客もとても多かった
屋久島。
滝は青い空に映えて、壮大だった。

今度は滝のエネルギーを浴びて
もうひとつの目的地へと向かう。


あれあれ。すごく道路がせまくなってきたな。
もしかして...ここがウワサの西部林道?


私が今、車で走っている道は県道78号。
栗生集落と永田集落を通る道のことで、なんと
世界自然遺産登録地域なのだそう。

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右手にハンドル、左手にカメラ。
気になったらすぐにシャッターを押す。
押してしまうくらいに魅力的な道路!!
こんな道が毎日の通勤路だったら、悩み事なんて
なくなって気持ちよく仕事ができそう笑
だんだん楽しくなってきちゃって
ぐいぐい走る。
途中で車と鉢合わせになっても
「大丈夫ですよ〜」とか言っちゃって笑顔で
スーパーバック!!笑


楽しい西部林道のドライブ。
を抜けると、たちまち私の左側、に海が出現!!
もうすぐだ〜〜
永田、いなか浜の海。
海と一体になって走っているような、
横を向くとすぐに海で太陽の光をうけてきらきら輝いている。
「ひゃあ〜〜〜」とか
「わあああ〜〜」とか
「すっごーい!!」とか笑
ひとりごと全開で、とにかくこみあげてくるこの、なんというか
喜びを抑えることができなかった。
海の見える道をびゅんびゅんドライブするのって
なんて気持ちいいんだろう!!
「ひゃっほう〜〜!!」とかも言ってた笑
おかしいテンションのままで、いなか浜に着いた。

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裸足になって砂浜を歩いてみる。
写真を撮りながら、
ここに来られたことに感謝する。
私は海が見たかった。
ウミガメの産卵する場所として有名ないなか浜。
ひとりで、こんなに美しい海を見られるなんて
贅沢なひとときだった。
足元にはたくさんの貝がころがっている。
私は波の音を聞きながら貝をひたすら拾った笑
午後4時。
夕方のいなか浜、ああ〜もっとのんびりしていたかったな。


私は海を見て、からっぽになって
もう一度あたらしくなりたかった、らしい。
日常はいつもめまぐるしく過ぎていって
呼吸が浅くなって苦しかった。
頭がぱんぱんになっちゃって、なにがなんだか。。。
わからない毎日だった。
私、屋久島でよかったな。
屋久島に導かれて本当によかったな。
ここでは、思う存分、ゆっくり呼吸ができるし
なにも力をいれずにゆったりしていられる。
出会う人に繕うとか、
愛想笑いをうかべることもないし
心から笑顔になれる。
なんでも受け入れられて
自然を尊く感じられる。
神様はいるって感じる。


もうガチガチの自分はいなくって
写真もすごく自然に撮れるようになってた。


ありがとう〜〜〜。
私は屋久島の海に向かってお礼を言った。
本当にたくさんの大切なものをいただいて、
どうしていいかわからないくらいに感謝の気持ちで
いっぱいだった。

さあ、帰らなくちゃ。
6時までに宮之浦に戻ってレンタカー返さなくちゃ!!
急いで車を走らせる。
と、そのとき
海岸沿いの道路から見えたこの景色にくぎづけになってしまった。


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これは車から降りなきゃ。
撮らなきゃ。
ほぼ半泣きで何枚も何枚もシャッターを押した笑

無事に宮之浦へ着いたら池田さんから連絡があった。
今晩は池田家におじゃますることになっている。
池田さんのおうちはここから車で一時間弱のところに
あった。そうか、レンタカー延長しないといけないじゃん!!
レンタカーを延長して、また屋久島を半周する勢いだった笑
ぐううううう。。。。
急にすごい空腹感におそわれた。
私。。。そういえば朝からなんにも食べてなかった!!
正確にいうと、食べることを忘れていた!!笑
飲み物はとっていたけれど。。。
すごい、この食いしん坊な私が食べることも忘れて
屋久島を一周して行きたい場所に全部行って
会いたい人に会えて
素敵な偶然にも恵まれた。
レストランやカフェにも寄りたかったがまた次回の
楽しみにしておこう。


池田家ではそんな私にごちそうをつくってくれた。

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池田さんのグリーンカレー。とってもおいしかった!!
池田さんと、池田さんの彼女さんと、私で楽しい屋久島
最後の夜をすごした。
最後にふたりの写真を撮らせてもらう。
これもね...本当に良い写真になったよ。なんて素敵なカップル。
池田さんのおかげで今回の屋久島の旅は本当に本当に
充実したものになった。
池田さんからたくさんのことを学べたし、屋久島の魅力や現実を
ていねいにわかりやすく教えてくれた。
どうもありがとうございました。感謝の気持ちをこめて!!


帰りは猛烈などしゃぶりとなった。
ワイパーを最強にして、夜の屋久島をドライブ。
うーん、最後まで楽しみ尽くしたなあ。
明日は10時45分の宮之浦発、高速船トッピーで帰る。
屋久島の旅もとうとう終わってしまう。
その前に、荷物...片付けなきゃだ。。。汗


本日の行程

宮之浦→ 小瀬田 THE ARTS FACTORY → 尾之間温泉→
平内 shizuku gallery →大川の滝→西部林道→
永田 いなか浜→宮之浦→池田家

ということでまたまた長くなってしまいましたが
最終日に続きます!!














































屋久島日記7日目。〜屋久島一周の旅①〜

9月7日(土) 晴れ

朝6時。
私は昨日の夕方と同じ場所にいた。

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おはよう、屋久島。
おはよう、宮之浦。

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今日という一日を精一杯生きる。
って、なにかの本で読んだかもしれない...
このフレーズが、今日ほどよくわかる日は今までにない。
私は、今日、屋久島を、一周して、
目に映る景色を、
出会う人々を、
まぶたに焼きつけるんだ!!

自分に言い聞かせるように。
でも心はとてもおだやかで。

朝ご飯も食べずに9時の開店にあわせて
早速レンタカーを借りて。
はやるこころを押さえて
私は地図を助手席において宮之浦を出発した。

最初の目的地は小瀬田にある「旅楽」(たびら)さんの
営むTHE ARTS FACTORYのギャラリーに行った。モデルで
女優のKIKIさんが撮った屋久島や国内外の山の写真が展示されて
いた。とてもやさしい、いい写真。
そして、屋久杉でつくられたギャラリーはとても居心地がよい。
私が尊敬する写真家の柏倉陽介さんの展示は来月でした...
ここで早くも「屋久島ミラクル」が2つ起きる笑
1つは、昨日スノーケリングでご一緒したワキモトさん、シマさんと
偶然にギャラリーでお会いできたこと。
お二人は今日帰るご予定で、飛行機の時間がまだあるのでここに立ち寄った
そう。またお会いできて、お話できてうれしかった。
2つめは、後日になってから知ったのですが
このKIKIさんの写真展、ギャラリー内にあるノートに感想を書いたら、
これまた昨晩ごはんをご一緒させてもらったダイスケさんが
ギャラリーに来てくれて私の名前を発見し、写メを送ってくれた!!
すごいなあ。とてもうれしい出来事でした。

ギャラリーを出たあと、向かった先は尾之間温泉!!
私、温泉大好きなんです...
女湯には地元のおばあちゃんが背中をごしごし、ゆっくり洗って
いる。おばあちゃんの他に誰もいなくて、とても静かで、窓から
木漏れ日が差し込んできてすごく気持ちよかった。
お湯は...あ、熱かった。。。
でも、あら不思議。
お湯から出たあと、すごくさっぱりしてからだがとても軽くなった!!
温泉からエネルギーをいただき、欲ばりな私は足湯にもつかる笑

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気持ちよか〜。
ぽかぽかして、すっかり尾之間温泉に根が張りそうになって
しまう笑
すでに12時をまわっていた。
私にはどーしても行きたい場所があった。
私は尾之間温泉をあとにして、その場所へ車を走らせる。

屋久島の道路は、走りやすくて快適だった。
とても良いお天気で夏が戻ってきていた。
地図に記されている地名が、ぐんぐん通り過ぎていく。
当たり前だけれど、やっぱり自分の足で踏み入れて地名を
確かめ実感するのはいいな。

小瀬田、安房、麦生、尾之間。

ガイドブックで身覚えた地を通り過ぎていく。

平内。
shizuku galleryに到着。
私のいちばん行きたかった場所。
ジュエリーデザイナーの中村圭さんと、奥様で画家の高田裕子さんが
営むとても素敵なギャラリー。
裕子さんは大阪で個展開催のためお会いできなかったが、
中村さんとたくさんお話ができた!!
やわらかな大阪弁を話す中村さん。お人柄もまさにやわらかく、
すがすがしく、やさしい。
お二人は屋久島を旅行して、徐々に滞在期間が延び、いっそのこと
住んでしまおうかということに。
ギャラリー内にはセンスよく展示された中村さんの素敵なジュエリー
と彼が作品を季節のお花とともに撮影した美しい写真が飾られて
いる。


今回、屋久島を旅するにあたってよくある話ですが
「自分にごほうび」を笑 と思っていた。
30代もなかばになって、そろそろ自分らしいジュエリーを
自分で買いたいと思ったのだ。
それはダイヤモンドでもゴールドでもなく。。。
何かもっと自分の肌になじんでずっと愛せていけるような
身近な存在のジュエリーが欲しかった。それでいて、
ちょっと贅沢な感じ。
その私の願いが、中村さんのジュエリーにあったのだ。
旅に出る前、中村さんのウェブサイトでの写真に一目惚れして
しまった。


屋久島の自然をモチーフにしたジュエリー。
季節毎に咲く草花。
中村さんの作品は、「写真」に通じるものがあって
それは、彼がはっとした瞬間、こころが震えた瞬間を大切に
しているところ。

雨上がりの朝、庭先に咲くツユクサの花を見つけたとき。
部屋の中で途切れることのない雨音につつまれているとき。
不意に空を見上げると、そこに満天の星空が広がっていたとき。

中村さんは「胸のトキメキ」をこのように表していた。

私にも、目の前にたたずむちょっとした風景の中に
美しいものは在るって思っていたから
中村さんの気持ちがとてもよくわかった。
それでとうとう「私の」ジュエリーをみつけちゃったんです。

shizuku galleryの目の前に広がる平内の海でとれた
夜光貝のピアス。
しずくの形をしていて、ゆれて、光のあたりかたで
いろんな表情を見せてくれる。
これだ。出会っちゃった。
どきどきしながら、買っちゃいました。
泣きそう笑
屋久島のいきものを、身にまとうなんて素敵。
それに似つかわしい、女性になりたいな。と
少ししゃんとしてしまう。
中村さんの写真を撮らせてもらう。
とても良い笑顔。
ああ、良かったな〜。ホントに良かった。
ここに来られて。中村さんにお会いできて。
次回はご夫婦がそろった写真をぜひ撮らせてもらうことを
約束して、私は中村さんと握手して別れた。
中村さんは私の車が見えなくなるまで
手を振って見送ってくれた。


後日、帰ってきたら
庭にサクラタデが咲いていた。
中村さんの写真を真似して笑

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私の宝物。
そして「いつでも屋久島においで」とささやいているような
お守りをいただいたような気がした。




















































屋久島日記6日目。〜夕暮れの宮之浦、潮騒〜

続き。

スノーケリングを終え、私たちは一湊の大浦の湯という
温泉に立ち寄った。
海が見える温泉で、あちいあちい!!と言いながら
熱い良いお湯を楽しんだ。

池田さんが今晩と明日の宿
民宿「ふれんど」に送ってくれた。
台風が過ぎた一昨日あたりから、一気に秋の気配が
屋久島に訪れているように感じた。
風が少し冷たくなって、海に潜ったあとだったからちょっと
からだも気だるく感じる。(あの、プールにはいったあとの
五時間目の授業の眠さみたいな感覚です)

宿に荷物を置いて、カメラを置いて、
コインランドリーへ。
日もすっかり傾いて、だけどまだクロイワツクツクがギッ、ギッって
鳴いてる。
ぷらぷらと宮之浦のまちを歩いていたら
なんだかとても淋しくなってきた。
明日で屋久島の旅は終わってしまう。
明後日の午前中に船に乗って帰らなくちゃ、なんだ。。。
ちょっと本気で悲しくなってきた。
泣きそう。
なんだか今までのことが夢のようで
不思議な気持ちだった。
とにかく屋久島での残りの時間を刻みたくて、
カメラは置いてきてしまったけれど目に焼きつけようと
思って歩いた。

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宮之浦港に続く堤防、益救神社の向かいで私はしばらく
海をながめてぼーっとしてた。
スマホでぱしゃぱしゃ写真を撮る。
やっぱり刻一刻と移ろいゆく屋久島の空は面白い。
深い。あきない。

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明日の朝もここに来よう。
きれいな朝焼けが見られたらいいな。

ここで思いのほか時間を過ごしてしまって
コインランドリーで洗濯していたらあっという間に
八時近くになってしまった。
でも明日はもうツアーはないし、レンタカーを借りて
屋久島を一周する予定でいるから明日はひとりだ。
ゆっくりしようかな、ごはん何食べよう。
としさんでも良いけれど、三日連続だから笑 違うところに
行ってみようかな。
ふらふら歩いていると「潮騒」の看板が煌々としていて
つられて入ってしまった。
ここは晴耕雨読のメンバーで最初に入ろうとして
満席で入れなかったところだ。
大丈夫かな。
案の定、店内はとてもにぎわっていて満席のように見えた。
ら、カウンター席が1つ空いていた!!
ラッキー。座って一息つき、メニューを見ていたら

「辻さん!!」
ふりかえってみると、昨晩、晴耕雨読でご一緒だった
ムラカミさんだった。
ムラカミさんのテーブルでご一緒させてもらうことに。
ムラカミさん、屋久島に着いたばかりのイジマさん、宮之浦岳を
縦走してきたダイスケさんと楽しく屋久島の話をしながら
ごはんをいただいた。

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同じ屋久島にいるのに
みんなそれぞれ、自分にしかできないとても素敵な
体験をしていた。
ダイスケさんの話を聞いて、絶対次回は宮之浦岳縦走しよう!!と
新たな目標が芽生えてちょっと元気になれた笑

でも本当に良かった。
今晩ここで、カウンターでひとりで食べていたら
きっともっと屋久島シンドロームになっちゃって
淋しい気持ちになってしまっていただろうから
とても救われました。
ムラカミさん、イジマさん、ダイスケさん。
どうもありがとう。

明日はいよいよ旅のまとめ。
どうしても、どうしても行きたい場所が2つあった。
一日は24時間!!
この24時間をとにかく!かみしめて過ごそう。
私はすっかり屋久島に魅せられてしまった。
明日、できれば晴れますように...
朝からフル回転で動くべく、
洗濯物をちゃっちゃっとたたんで笑
民宿ふれんどの飲み会にも参加せず笑
というか、着いて爆睡でした。。。

ということで屋久島一周の旅に続きます。































屋久島日記6日目。〜一湊でスノーケリング〜

9月6日(金) 晴れのち曇り

晴耕雨読を出発して、今日はいよいよ屋久島の海に潜る!!
一昨日の台風で中止になったツアーを今日に代替してもらった。
屋久島といえば縄文杉や白谷雲水峡などの「森」や「山」の
イメージだけれど、はたして海ってどんな感じなのかな...
今日も女性ふたりとご一緒できる。話しやすく、やさしいおふたり。
おなじみ一湊の海でのスノーケリング。
花屋旅館のお母さん、元気かな〜。
最初はガイドの池田さんからスノーケリングの講習を受ける。
道具の扱い方、息継ぎの仕方、泳ぎ方など。
ウェットスーツも初めて着るのでなかなか大変!!
ようやく準備が整い、水にも慣れていよいよ海に潜ることに!!

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うっわ〜〜〜〜
海のなか〜〜〜〜〜
当たり前だけど魚や他の生き物がいっぱい。
私の目の前、横、後ろ、、魚がたくさん横ぎっていく。

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半魚人になりたかった池田さん笑
指し棒を使って、私たちにいろいろな生き物を紹介してくれる。

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近頃、サンゴの白骨化が増えていると池田さんは言う。
海水の温暖化などが原因らしい。
海の中の見えない部分。
そこで起こっている事実。
ああ、私はまだまだ何も知らない。
知らないこと、無知でいることってなんて能天気なんだろう。

こうして午前の海のお散歩は終了。
波が高くなり、雲行きも怪しくなってきたからだ。
ぽつり、ぽつりと雨が降りやがてザーザー降りになってしまった。
私たちは一湊海水浴場のそばの公園でお昼をいただくことに
なっていたが、急遽雨のため宮之浦のYNAC事務所に戻ってランチ
タイムすることに。
「ちょっと待っててください。お昼つくってきます。」
池田さんはそう言って奥の台所?に行ってしまった。
池田さんがお昼つくってくれるの〜?さすが〜。

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屋久サバだ!!

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↑これ、うどんなのです。
屋久島うどん。麺が細くてラーメンのようですがおいしそう。。。
このうどんに先程の屋久サバをトッピングしまして...

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YNACうどんのできあがり!!
屋久島特製の甘いめんつゆでいただく。
屋久サバからもダシが出るのでとってもおいしい!!
よく見ると、池田さんはウミガメ柄の手ぬぐいを頭に巻いていて
なんだかうどん屋のご主人のよう笑

とにかくこのうどんがおいしかった。
屋久サバとの相性が抜群で、これはお土産GETだわ。
お昼を楽しくいただいているうちに
お天気は少し良くなってきたようだ。
宮之浦、池田うどん店を出て笑 再び一湊へ。

まだ波は少し高く、空も曇っていたけれど
なんとか潜れそうなので海の中へ。

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午後になって、少し潜り方や息継ぎの仕方にも
慣れてきた。
池田さんがトコブシという貝を採ってくれて
その場で身を取り出して食べてみる。
コリコリしていておいしいっ!
採ったその場で、しかも海につかりながら食べられるなんて
!!
ああ、たのし〜〜〜〜。
山とちがう楽しさと豊かさがあるなあ。
気持ちいいなあ〜〜。
釣りをしているとき、魚の気持ちになって!!って
教わったときがあったけれど正直うまくイメージできなかった。
今、ちょっとだけ(ホントにちょっとだけ)わかったような
気がした。
海の世界っておもしろい!!
私たちの見ている世界は「陸」の出来事だけれど
海の中はこんなにも豊かで、厳しい世界もあわせもって
いる。

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「今日はもしかしたら運が良ければウミガメに会えるかも
しれません。」
と池田さん。私たちはワクワクした。
どーしよー、もしいたら一緒に泳げるかな〜
「あっ!!」
えっ!!いたの、いたの??
「...外人だ。。。」
...ウミガメとまちがえるほどの立派なボーズ頭を出しながら
その外人は泳いでいた笑

とまあ、こんな楽しいスノーケリングだったのだけれど
ちょっと気になったのがゴミのことだった。
浜に打ち上げられているゴミも目をひいたが
海の中に沈んでいたゴミもたくさんあった。

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屋久島のきれいな海をつかのま、見せてもらって
実際に海に中を潜って泳いでみたら
もう、ひとごととは思えなくなった。
太忠岳でも縄文杉でもここ一湊でも。そしてあらゆる
屋久島の自然の中にゴミは散らばっているのだろう。
私にできることって本当に微力かもしれないけれど
気づいたら拾いたいし、ゴミを出さないように気をつけたい。
ゴミを出すことでウミガメをはじめ、たくさんの生き物たちに
影響があるだろうし屋久島の神様だってきっと怒ってる。
屋久島に来て、日に日に自然を「恵み」として
「贈り物」として受け取る気持ちになっていった。
はかりしれないくらい大きくて
あたたかくて
きびしくて
すばらしいもの。
海が大好きになっちゃった。
今日ご一緒できたワキモトさんとシマさんに感謝。
そして半魚人なみの泳ぎっぷりで、屋久島の海への愛を
熱く語ってくれた池田さん。
本当にありがとうございました。




































屋久島日記5日目。〜夜の部、晴耕雨読〜

続き。

なんちゃんと握手して別れ、今晩のお宿「晴耕雨読」へ。
扉を開けると、いきなり、あれ?「ウチ」のような感覚。
「ただいま〜」って言ってしまいそうな...
ずらりといろいろな種類の本が棚に並び、目の前は居間で
男性3人が屋久島のお酒「三岳」をかこみ、一杯やっていた。
「辻さん?」
向かって右側に座っていた男性が私に話しかけ、この宿のご主人
三郎さんだった。
「まあ、座って座って。」
と言われ、すすめられるままに椅子に腰掛けてみた。
私の目の前の男性はひとり旅同士で、おふたりとも
気さくに話しかけてくれた。
男性たちと屋久島のことを話していたら、あれよあれよという間に
宿泊している人たちが帰ってきた。
みんな白谷雲水峡や縄文杉に出かけていたらしかった。
晴れやかな表情をしていて、みんな今日という日が充実していたことが
ひとめでわかった。

夕飯どーする?
みんなで外に食べに行こーよ!
ということでサクっと決まる。
わ〜なんか楽しそう。
昨晩も食べに行った、「とし」にみんなで繰り出した。
総勢9人、楽しくごはんを食べ飲んでいろいろなことを
話した。
北海道から来ている女の子2人組。
鳥取から来ているガイドの男性、東京からダイビングにやってきた
若きお医者さん。
同じく東京から一人旅の男性、そして大学生の女の子3人組。
みんな屋久島へやってきた想いや、屋久島での旅のエピソードを
話してくれた。

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私は屋久サバ定食。おいしい〜。
帰ってから、みんなが寝ないうちに集合写真を撮らせてもらった。
晴耕雨読とわかるように、例の本棚のある居間で撮影する。
今晩、晴耕雨読に泊まって出会った私たち。
会ってすぐにお互いを受け入れられて
一緒にごはんが食べられて
みんなで屋久島について語り合う。
私は感謝の気持ちでいっぱいだった。
一人旅は自由で気まま。晴耕雨読に泊まるまでは
毎晩ひとりでごはんを食べに出かけていた。
それはそれでとってもぜいたくなことで、充実したひととき
なのだけれど、やっぱりみんなでワイワイ言いながら食べる
ごはんもとっても良い!!
屋久島に魅せられて、大好きな気持ちがいっしょだから
すぐにうちとけられるんだろうな。

晴耕雨読に帰ってからも、夜中まで飲んでみんなでいろんな話を
した。

朝、目が覚めて居間へ行くと
なにやらお味噌汁の良いにおい...
若きドクター、ナカジマさんが朝ごはんをつくっていた。
彼はダイビングが趣味で、今回屋久島の海に潜りにきたのだそうだ。
一口、お味噌汁をいただいた。
「...おいしい!!」
卵が入った、やさしい味。からだがじんわりあたたかくなった。
思わず「お母さん!!」と言ってしまう笑

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ミノリちゃんといずみちゃんは真っ赤に熟したドラゴンフルーツと
ヨーグルトの朝ごはん。

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三郎さんがみんなにコーヒーを入れてくれた。
とてもいいにおい。
晴耕雨読では、自然とみんなが居間に集まりだしておしゃべりに
花を咲かせる。時々、タイミングがあうと三郎さんもご一緒してくれて
おなかを抱えて笑ってしまうような話から、深い話まで自由に行き来
する。

テーブルに置かれた「感想ノート」には私と同じ想いを感じている
実に多くの人たちからの幸せなメッセージが残されている。
みんなここ屋久島で、晴耕雨読でかけがえのない大切な宝物のような
時間を共有しているんだ。
晴耕雨読で出会い、恋に落ちて結婚、屋久島で入籍届けを出しました、
というとても素敵なメッセージもあった。
人と人とをつなげるこの場所は、きっとご主人の三郎さんと奥様の愛子さんの
お人柄なんだろうな。

晴耕雨読には、自由でおおらかで
人それぞれでいいんだよ的な、マイペース感がただよい
それはとても居心地の良いものだった。

朝からみんな、今日の目的地へと旅立っていく。
今日帰る人たちもいる。
写真を送ることを約束して、笑顔で別れる。
私もこれから、一湊でスノーケリング。
もうすぐガイドの池田さんが迎えに来てくれる。

私はみんなにていねいにさよならをしたあと、
最後に三郎さんを撮らせてもらった。
かっこいい。生き様が顔に出ている。
私が屋久島に来て6日目。ようやく私らしく写真が撮れる
ようになった。そうなれたのは、まさに屋久島で出会った
地元の人々と、旅をしている「仲間」たちのおかげだった。


みんなで撮った集合写真は
私が撮った集合写真の中でいちばんなんじゃないかと
思えるほど、良い写真だった笑
みんなとっても良い笑顔だった。
晴耕雨読の三郎さん、愛子さん、一緒にごはんを食べてくれた
みなさん。本当にありがとう!!

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さあ、今日はこれから再び一湊の海に戻り、
スノーケリングをしてきます!!ということで続く。




























屋久島日記5日目。〜縄文杉を、なんちゃんと。〜

9月5日(木)晴れ

今日は待ちに待った縄文杉!!
というか、私が楽しみにしていたのはガイドをしてくれる
「美屋久」のなんちゃんに会えることだった。

私はなんちゃんの写真が大好きで、屋久島に行く前に美屋久の
ウェブサイトの写真を見て感動していたのだった。
そのなんちゃんに一日縄文杉を案内していただけるということで
朝早いにもかかわらず私はワクワクしっぱなしだった。

ご一緒に歩いてくださるのは、神奈川と千葉からお越しのあけちゃん、
かまちゃん。気さくでかわいらしい女性。
準備運動しながら軽く自己紹介。なんかいいな〜。
早速トロッコ道を歩き始め、今日の長い一日がスタート。

台風が過ぎ去り、朝からきれいな光が差し込み、吹いてくる風も
とてもさわやか。気持ちいい〜〜。

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なんちゃんは私たちの写真を撮りたい気持ちを優先させてくれる。
歩きながら、いろいろな話をしてくれる。
縄文杉コースについての解説もわかりやすくしてくれる。


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トロッコ道を、ひたすら歩く。
歩く。。
歩く。。。
歩く。。。。
ぐう。

人間、歩きながら寝られるのね。

「みんなー!!起きてますか〜〜?』
なんちゃんが笑いながらふりかえる。
朝が早かったから...(言い訳)ごめん〜なんちゃん。
単調なトロッコ道が延々続く。正直、眠くなってしまった。
あけちゃん、かまちゃんも眠そうだった笑
途中、小杉谷小中学校の跡地へ。
今日のお弁当をつくってくれた「できたて屋2」のおばちゃんが
ここ小杉谷集落のご出身なのだそうだ。
1970年、屋久杉の伐採が終わるのと同じくして無人となって
しまったのだそう。

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かつて人が住んでいたこの地はすっかり苔に覆われた
森になってしまった。わずか40年くらいでこんなに変わって
しまうんだな。

道中、いろいろな生き物に出会う!

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↑わかります?シマヘビです笑 ややこしいですね。

何度も休憩をとってくれて、いろんな話をしてすっかり
私たちは仲良くなった。
なんちゃんは絶妙におやつを与えてくれて笑
なかでもこの「美屋久チョコ」はとってもおいしかった!!

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トロッコ道を終え、少し休んでいよいよ登山道に。
「地獄の一丁目から三丁目まで、登っていくよ〜〜!!」
じ、地獄〜!!平坦なトロッコ道から地獄のような
心臓破りの急階段が続くのだそう...
それで登りました。一丁目、二丁目、三丁目。。。。
修行だ。。。巨人の星のような...
なんとか私たちは地獄を通り抜け、ウィルソン株に到着〜。
(このあと、忘れたころに四丁目、五丁目があった...)

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中に入って上を見上げるとハート形に見えるという有名な
ウィルソン株。ハートにきゃっきゃするよりも先におなかが...
ぐううう。。。
ということで少し先に歩いたところでお昼に。

なんちゃんがお味噌汁をつくってくれました〜!!
お弁当は先程書いた、できたて屋2from小杉谷のおばちゃん。

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自然のなかでいただくお味噌汁は格別の味。
疲れがふっとんだ。
お昼すぎあたりから次々と登山客が降り始めていた。
「今から上?ゆっくりだねえ〜」
他社のガイドさんたちがなんちゃんに話しかけている。
そっか。日帰りだから、帰りの最終バスに間に合うように
歩かなきゃなのね。

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午前の晴れ間が落ち着いたかと思うと、あたりは
だんだんと霧につつまれていった。
てくてくと歩きながら、
なんちゃんに励まされながら、
いっしょうけんめい歩く。
歩くことに集中する。
歩くことしか頭にない感じで歩く。


そしてやっとお目にかかれた縄文杉!!


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あけちゃんも、かまちゃんも、私も
「わ〜」とか「ほ〜」とか「すごい〜」とか
そういう言葉しか出てこない。
縄文杉さんの圧倒的な存在感にくぎづけ。霧をまとっている
せいか本当にこの森のいちばん思慮深い神様のように
思えてくる。
わたしたちは写真を撮ったり、ずっとたたずんでみたり
場所を動いたりしながら「神様」をまっすぐに見つめ
心ゆくまで堪能した。こんな景色が見られるなんて。
時間がぎりぎりだったのか、まわりには人がいなかった。
なんとも素敵なひとときだった。

さあ、帰りはちょっとはりきって巻きペース!!
大株歩道入り口のちょうど良い感じの屋久杉の倒木
をテーブル代わりにして、コーヒータイム。

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マスター、コーヒーお願い!!笑

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なんちゃんの奥様がバナナケーキを焼いてくださいました。
じいん。。。これには私たちとっても感激。
おいしいよ〜〜。
自然のテーブルでいただくおいしいケーキとコーヒー。
なんちゃんのおもてなしの心に感謝して、大切にいただいた。

すっかりエネルギーチャージして、ここからはホント
みんな無言で歩き続けた。
YNACガイドの池田さんは帰りのトロッコ道を無言で
歩くときに頭のなかでヘビロテでかかる曲が
「水戸黄門」なんだって笑
確かに!!ぴったりだ!!

もうすぐゴールというところで...

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そして長かった、ひたすら長かった水戸黄門の道がとうとう
終わりを告げた!!ゴール!!

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みんなでハイタッチして喜んだ。
帰りのバスでは爆睡!!
送迎の車の中でなんちゃんと写真の話がいろいろできて良かった。


ふりかえってみると、
ゆっくり歩いて写真をたくさん撮らせてくれたことも
他のガイドさんから「ゆっくりだね」と言われても
なんちゃんは、ちゃんとペースを計算してくれていて
人混みをさけて私たちにスペシャルな縄文杉タイムをもうけてくれたんだ。

なんちゃんは、さりげなくさっと登山道に落ちている
ゴミを拾って歩く。
ずっと彼の後ろにいたので、今日でどれくらいのゴミを
拾っただろう。

あの、重たく大きなザックには私たちのために用意して
くれたいろいろなものが入っている。おいしいドライトマト、
あめ、チョコ、味噌汁、コーヒー、ケーキ、調理道具...
その他ガイドさんに必要ないろいろな道具が入っているのだろう。

最後になんちゃんは「おみや」として私たちに
彼が撮影した屋久島の美しい写真ポストカードをプレゼント
してくれた。
なんちゃんの写真は屋久島への愛であふれている。
なんちゃんがどんな気持ちでシャッターを押したのか、
とてもよく伝わってくるとても良い写真。
その一枚を撮るために、何度も何度も足を運び
何百枚とシャッターを切っているのだろう。
屋久島で暮らし、毎日、屋久島の自然を肌で感じ
毎日小さな発見と大きな喜びを得ている彼だからこその
写真と言葉たち。

なんちゃんに会えてよかったな。
いつかなんちゃんとじっくり写真を撮りに森に入りたいな。
そしてあけちゃんと、かまちゃんと一緒でよかったな。
すごく楽しかった!!
なんちゃん、あけちゃん、かまちゃん。ありがとう!!

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追伸:なんちゃんのサイトです。とてもきれいな写真が満載です→美屋久

私たちの縄文杉のことも書いてくださっています。→美屋久ぶろぐ

ということで、この日はまた長い長い一日になりました。
夜の部、晴耕雨読編に続く〜






















































屋久島日記4日目。〜一湊の人々とふれあう②〜

続き。

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一湊のまちをふらふらと歩く。
台風のため、漁はお休みらしい。港は静かだった。
ウロウロしてたら海がきれいに見えるところに出た。
あ...これだ。この色か。お母さんが言っていた海と空の色って...
本当にきれいで深く青くどこまでも澄んでいた。

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ああ、海はいいなあ。。。
私、海がずっと見たかったんだ....

しばらく海の写真を撮って
バスで宮之浦に戻ろうとした、が、バス停の場所がわからない。
漁に出られず、のどかな感じでおしゃべりしていた漁師さんたちに
尋ねてみる。
「バス停?ここから遠いから連れてってやる!!」
とひとりの漁師さんが言って、
さーっと自転車をひいて案内してくれた。
バス停までのショートカットを歩きながら、おじさんと話した。

「良いまちですね。」
「ありがとう。」
...なんかいいなと思った。自分のまちをほめられて
こんなに素直にひとことありがとうって自分なら
言えるかな?って思った。
おじさんの言い方が、また武骨でいい感じなんだ。
「今日は漁はお休み?いつから再開するの?」
「明日かな〜。」
「おじさん、お酒飲むの?」
「飲むよ。毎日、三岳かなあ。」
「屋久島ではどんなお魚が捕れるんですか。」
「いっぱいとれるよ。トビウオとかサバとか...みんなおいしいよ。」
「ここは一湊中学校があったところなんだけど、閉校したんだよ。
このまちは若いもんがいない。みんな年寄りだ。どこも同じだけど、
過疎化が進んでいるよ。」

おじさんは私の荷物を見て、ゆっくり歩いてくれている。
ショートカットで通った道は、まさに一湊の路地裏といったところで
生活感ただよう、ディープな道だった。
猫とおばあちゃん。しか、会わないなあ。
そしてショートカットを抜けた先に広がる景色。

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「はい、着いたよ。」
バス停にはサクッと到着。おじさんは自転車にすっとまたがり、
さーっと行ってしまった。。。あ、せめてお名前だけでも...
なんて言うひまもないほど颯爽といっちゃった。海の男、カッコいい。
おじさん、ありがとう!!

バスが来た。
乗った。いきなり運転手さんが私のカメラをぎらっと見て
「そのレンズ、高いでしょ!!」
と喰いついた笑
乗客は私の他に若い女の子がひとり。
バスの中、運転手さんのでかい声が響き渡る。
エンジン音に負けないくらいの声でマシンガントーク。ほぼ
カメラのことね。
乗っていた女の子はポカーンとしていたが笑ってわたしたちの
会話のやりとりを聞いてくれていた。
(会話の内容はマニアックすぎるので省略します)
あっという間に宮之浦へ着いてしまった。

「え〜!!ふたりとも降りちゃうの?さみしいなあ。でも楽しかった!
ありがとネ!!」
「運転手さん、480円ないからおつり...」
と言って500円玉を料金箱に入れると
「ああ〜!!ダメダメ!!それおつり出ないんだよ〜。」
「いいですよ〜、おつりは。楽しかったしー。」
「いやいや、そういうわけにはいかないよ。待ってて!!」
運転手さんはそう言って、自分の財布?からごそごそと硬貨を探す。
「ごめん!!15円しかなかった!!許して!!」
にかっと笑って15円を差し出された。
おもしろいな〜〜〜

あまりにもゆかいなので運転手さんの写真を撮らせてもらう。
すごい良い笑顔...笑
「あのさ、ついでにバスの写真も撮ってくれる?」
笑...いいですよ〜。もう!!

「おじさん、ありがとう。写真送ります、住所教えてください。」
「お!!じゃあ、これをあげよう!!」
え?CD?一枚のアヤシイCDをもらった。
「おれね、幼稚園や保育園で歌ってるの。バンド組んでるんだよ。
そのCDの中に住所が書いてあるからそこに送って。」
ええー!!歌手さんなんですか?
「サッカーのワールドカップまでに送ってよ。気長に待ってるからさ!」
...ワールドカップってあと2年くらい?だっけ。長っ!!

...という感じでさーっとバスは行ってしまった。
おもろい人だったな...
(CDについては後日番外編で書きますね笑)


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午後は宮之浦港そばの公園でお昼。
花屋旅館で食べきれなかったごはんでおにぎりを作ったのだ。
おだんごもお母さんが用意してくれた。

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そして公園で、群馬の友人にはがきを書く。
レンタカーは時間が中途半端だったのであきらめて、
コインランドリーで洗濯。
その間にヤクデンというスーパーで必要なモノを買い足して
郵便局へ。
なんか、私、屋久島ライフ満喫してるじゃん!!
こんな旅の過ごし方もいいよね。
そうこうしてるうちにまた夕暮れの宮之浦が良い感じなので
写真におさめる。海、山、空、木、花。
益救神社にお参りして感謝を伝える。
光はいつも一瞬で、きれいな瞬間は今、ここ。
二度と同じ瞬間は来ない。
しっかりとどめておかなくちゃ。
この屋久島での、今をしっかりとどめておかなくちゃ。

夕飯は宮之浦川近くの「とら」さんで飛び魚の唐揚げ定食を
いただく。おいしい〜〜!!

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今日もいろんなことがあったな....笑
おもしろかった...
満腹で今晩のお宿「アース山口」さんに到着。
まだ新しい、きれいな素泊まり民宿。

さあ!!明日はいよいよ縄文杉!!
朝が早い!!栄養補給したので明日に備えて寝ます!!
ということで長くなりましたが、縄文杉編に続きます笑



















屋久島日記4日目。〜一湊の人々とふれあう①〜

9月4日(水) 台風去り、晴れ。

話は昨晩、旅館での出来事にさかのぼる。
一湊というまちに着いた頃、もう暗くなっていて、私はずぶぬれ。
おなかはぐうぐう鳴っていたので、早速ごはんにしてもらった。

ここ「花屋旅館」はお料理がとても美味しいことで有名らしい。

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ああ、生きてて良かった...と思えるくらい豪華でとってもおいしい!!
台風が近づいていたがまだこのあたりは静かで小雨がぱらつく程度。
女将さんが離れたところに座り、やさしく話しかけてくれた。
花屋旅館はなんと明治に創業したお宿。初代、助産師だった花さんが
漁師さんたちにお弁当をつくったり、休む場所として
彼らに提供したことが始まりだそうだ。
現在三代目で、ご夫婦で旅館を営んでいる。

お母さん(女将さんのこと。私はこう呼ばせてもらってます)は
笑顔がとてもやさしくて、もの静かにていねいにお話する方。
そしてひとこと、ひとことがね、とても深いのです。

「加工食品はあまり...食べないですね。必要なぶんだけ自分たちで
野菜はつくっています。でもね、最近はみんなシカが野菜を食べちゃうんですよ。」
と言って少女のように笑う。かわいい方。

「残飯は全てコンポストにしています。
だから生ゴミは出ないんです。」
森と同じく、ここでも循環が!!すてき。

「東京に行ったとき、驚いたのが街路樹の葉の色がとても疲れた色を
しているんです。今にも枯れてしまいそうな。」
この言葉にちょっとどきっとした。
「私は泳げないけれど、海の色と空の色を眺めているのが好きなんですよ。」
「どの時間帯の色が好きですか?」
「そうね...私は昼間の真っ青な海の色が好きですね。」

屋久島に来て思ったのは、海、空、風向きがすっごく身近で
毎日の生活と「共に」ある。
私の住んでいるところは海がないし、空もあまり見ることも
日頃ないし、風...は赤城からのからっ風くらいしかイメージできない笑
だから、池田さんもお母さんも、自然に対するセンサーが鋭い。
「年々、尾之間の温泉のお湯が熱くなってきているそうです。
そして、昨日は大漁だったのに今日は全くダメ...という日が
続いたときに大きな地震が来たんです。
私、海の底で何かが確実に起こっているんじゃないかと思って...。」

ちょうど昼間の太忠岳で池田さんと海底火山の話をしていたので
これにもどきっとした。。
私はゆっくりとごはんをいただきながら、お母さんとのおしゃべりを
心から楽しんでいた。お母さんのように、やさしくて静かにしゃべる
女性になりたい...
テレビの台風情報では、今晩未明に鹿児島に上陸するようだ。
おなかもこころも満たされ、お風呂。
(おけがケロヨンだった〜!!うれしい!!)

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ぬれたウェアやザックを乾かし、ベランダにいろいろ干す。
自分も髪の毛を乾かしていると...
びゆううううううううう〜〜〜〜〜ーーーーーっっっ!!!
すごい風が吹いてきた。こ、これは台風がとうとう来たの?
急いで干したものをしまい窓をしめてもう休むことに。
夜通し、すごい風と雨。すでに明日のスノーケリングは中止の
連絡が入ったので一湊のまちを散歩しようと思ってるのに...
大丈夫かな。。。
かな。。。
ぐう。。。
と爆睡。しかし夢はまた太忠岳に強風の中登ってる!!笑
現実も台風だしかなりリアルな夢でした!!

翌朝、六時に目覚める。
雨はやんで曇っていたが、風がまだ少し強かった。。。

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すばらしい朝ご飯。
生きててよかった...

「おはようございます。今日はもう台風は行ってしまって晴れますよ。
良くなる一方ですよ。」
とお母さんが言ってくれて、とても安心した。
そして本当に風がやんで、晴れ間が見えてきた!!

「神様が見守ってくださったんですね。良かった。」

彼女は慈愛に満ちたやさしい静かな声でささやいた。
お母さん。あなたが神様のよう。。。
本当に素敵な女性だな。花屋旅館また絶対来よう。
最後、旅館内を撮らせてもらい花さんのご仏壇に手を合わせる。
素敵な時間をありがとうございました。
花屋旅館はとても歴史のある建物にもかかわらず、清潔で
こまやかな気配りが行き届いている。ひとつひとつの家具や
道具にお母さんの愛情が宿っている感じ。
お母さんがこのお部屋をていねいにそうじしている姿が目に浮かぶ。

あ〜名残惜しいなあと思って玄関に行くと
私のトレッキングブーツに新聞紙が詰めてあった。
びしょびしょだったので、水を吸い取ってくださっていたのだ。
お、おかあさ〜ん。。。。
「またいらしてくださいね。お待ちしています。」
もう、絶対伺います!!
お母さんは笑顔で、見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。
私はお母さんのやさしさに胸がいっぱいになって泣きそうになった。

台風は去った。
空はものすごく青くて、すっきりしていた。
風が心地よくて屋久島にいるセミ、クロイワツクツクがギッ、ギッ、と
鳴いている。
私もとてもすっきりした気持ちで一湊のまちを歩いた。
スーツケースを持っていたけれど全然重く感じないし
どこまでも歩いていけそうなくらい元気だった。
花屋旅館に、お母さんに、元気をいただいたのだ。


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屋久島日記3日目。〜ヤクスギランド、太忠岳〜

9月3日(火)、雨のち暴風雨、台風接近

6時に宿を出て、池田さんが迎えに来てくれる。
昨晩は、いや〜、この宿おもしろかったなー。
料亭を改築?してあるのでカウンター席があって、宿泊する
部屋はお座敷として使われていたところだろう。
鍵はなし、ふすまで仕切られているのみ。
お隣の話声が手に取るようにわかる。。。
どうやら大学生らしき男子4人組。さっきからしきりに
記念写真をセルフタイマーで撮ろうとしているのだけれど
うまくいかない様子。
あ〜、私撮りましょうか??ってふすまを開けようかと
思っちゃった笑

夜がふけても男子たちのおしゃべりはやまない。
修学旅行のよう。楽しそう。私...明日早いんだよね。
少し気になったけれど、なんだろう、同じ日に屋久島を
旅していることに親近感というか、妙な仲間意識をもってしまった。
屋久島にいるせいか、イライラすることがない。
男子の「ウヒャヒャヒャヒャ〜!!」って笑い声が夢にまで
出てくるくらいインパクトあったけどね...
天気だって、雨だったら雨で、みたいな自然のことだからしようがない
って思える。思い通りにいかなかったとしても、全然、大丈夫。

さて、でもどうやら男子たちも眠れたようで
今朝はあいさつを交わし、お互い宿をあとにした。
今日はヤクスギランド、からの太忠岳登山。
ご一緒するのは、大分からひとり旅の女性、佐藤さん。
台風が屋久島に近づいていて、朝から雨が結構降っている。
レインウェアを着てヤクスギランドへ。

ヤクスギランドというファンシーな名前からは想像がつかない
くらい、私の中でとっても良い感じの森だった。
屋久杉の原生林をこころゆくまで味わえる素敵な森。
私はここ、好きだな〜。
昨日の白谷雲水峡をしとやかな、上品な女性にたとえるなら
ヤクスギランドはワイルドな男のイメージ、、な気がする。
これまた太陽が出ていないのに雨と霧で幻想的な雰囲気につつまれ
森全体がしっとりとうるおって
なんともいえない深い美しさ。

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屋久島の森は、本当に雨がよく似合う。

池田さんの解説のもと、ヤクスギランドを進み太忠岳へ。
雨は激しく降り出し、風も出てきて撮影を一時あきらめ
カメラをしまう。
途中、釈迦杉がとても素敵だった。池田さんもお気に入りの
場所だそうだ。

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釈迦杉から上は急な登り道が続く。
雨で地面がすべりやすくなっているので、注意して集中して
登っていく。
池田さんが、「この森でムダなものはなく、全てが誰かの役に
立っていて、循環しているんです。コケ、シカ、サル、杉、虫、鳥、
他の様々な動物...みんながこの森の中で必要なんです。」
という言葉が印象的。

太忠岳山頂はものすごい暴風雨。
ちょっとひくな...こんなすさまじいと汗
池田さんの判断で、山頂に近づくのは危険とみなし
あきらめてその先にそびえたつ、天柱石へ向かう。
高さ約40メートル。巨大な岩。
しかもぼーっとしているとふっとばされてしまいそうな
風と、打ちつける雨と、霧で結構恐く見える...
得体の知れない妖怪みたいな。。。

あまりの強風で帽子や、ザックカバーが飛ばされそうに。
ザックを安全な場所に置いて、身ひとつで天柱石に登ることに。
私は身ひとつ+防水コンパクトカメラを持って登る。
なんだかロッククライマーになった気分で、この悪天候にも
かかわらずハイテンション!!
すっごい風と雨、意識して神経を手足に集中して歩かないと
風にもっていかれてしまう。

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それでも、なんとか岩の上によじのぼることができた!!

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ちょっと危険を感じたけれど、
反面、すごく「生きてる!!」って感じがした。
そのまま岳参りのほこらへ。

岳参りは年に二回、春には豊作を祈願して、秋にはそのお礼
参りというかたちでおこなわれていたそう。
ほこらには、寛永通宝?といった江戸時代からの硬貨がお賽銭として
そなえられている。神様に無事を祈りつつ、雨は強くなるいっぽう
なので早々と下山。帰り、岩づたいに慎重に歩いていると、
ほこら付近の岩の隙間に、ペットボトルやお弁当の箱などのゴミが
たくさん落ちていた。
池田さんは「もうあの位置まで落ちると、拾えない」という。
なので、天柱石ではお昼を食べないようにしているそうだ。
「神様に粗相のあった者には、バチがあたってますよ。」
そう思う。。。
晴れていれば、絶景が見渡せるであろうこの天柱石でお弁当を
食べればきっとおいしいだろう。
でも、気をつけていても風でゴミが飛ばされて岩の隙間に
落ちてしまうことだって考えられる。
ゴミを出さないために、食べる場所もよく考えようと思った。


雨の中、てくてくとひたすら下山。
こうして、森の中を歩いていると本当に気持ちよい。
そしてこんな雨が強くふるなかを、10時間近くかけて歩く、
ことって日常でまずないからすごく楽しい。
屋久島だからこそ、屋久島だから。
雨の日も晴れの日もくもりも雪も
全くあたらしくて素晴らしいと思えた。
行きと帰りだって、全く森の表情がちがうもの。
杉に神様が宿っている話が興味深かった。
(この杉の根を切ってしまった建設会社が倒産してしまったんだって!!)

ずぶぬれになりながら、無事に下山!!
3人で笑顔になる。いつもいつもとてもすがすがしい瞬間。

今日は池田さんがいなかったら、
このスリリングな体験は絶対にできなかっただろうな。。
風や空模様を「読める」池田さん、尊敬です。

今夜の宿、一湊という港町の「花屋旅館」さんまで
池田さんが送ってくれる。
道中、池田さんが屋久島に初めて旅行したときのことを
話してくれる。お酒も飲まず、夜通し、親友と遊び倒したんだって。
お酒を飲んで寝てしまうのが惜しいくらいに、屋久島での時間を
楽しみたかったんだろうな。
すごくよくわかるし、私もそんな気分だった。
台風が来る。
そんな雰囲気の空模様。
明日は一湊で池田さんにスノーケリングを教えてもらうのに...
大丈夫かな。

ということでびっくりな明日のことも盛りだくさんで書きます。
お楽しみに笑





























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